岐阜県で明治時代に生まれた工芸品、水うちわ

『うちわ』というと現在もっともポピュラーなのは、やはりプラスチック製の柄が付いた丸型や丸みを帯びた扇型のタイプでしょうか。

しかし日本にあるうちわはそればかりかというと、そうではありません。

実は国内でも各地にそれぞれの特色を持つ様々なうちわが存在しています。

その中の一つである岐阜県の『水うちわ』は、その名の通り、水のように透き通っていて清涼感のある繊細なうちわです。

明治19年頃に工芸品として生まれました。

当時は、舟遊びをしながら涼むため、水しぶきを飛ばすときなどに用いられたのだそうです。

ですが、絵師が途絶えたことや原料となっていた雁皮紙(がんぴし)の入手が困難になったことなどを理由に、生産されなくなったのだといいます。

≪関連サイト≫武蔵野美術大学 造形ファイル 雁皮紙【URL:http://zokeifile.musabi.ac.jp/document.php?search_key=%8A%E5%94%E7%8E%86

それがついに復活を遂げたのが、平成17年に行われた美濃和紙の企画展でのこと。

そして平成19年には販売が始まり、大好評を博しました。

岐阜県にお出掛けの際には、是非この水うちわを手にとってみてください。

水うちわで涼をとれば、いつもの夏が一味変わったものになるかもしれませんね。